ラスベガスも熱いがセブも熱かった!セブ島の大規模IT系イベントDevCon 2018 Cebuに参加してみた #DEVCONSUMMITCEBU2018

ラスベガスも熱いがセブも熱かった!セブ島の大規模IT系イベントDevCon 2018 Cebuに参加してみた #DEVCONSUMMITCEBU2018

Clock Icon2018.11.24

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はじめに

こんにちは、knakayamaです。

2018年11月26日から30日にかけてラスベガスで実施予定のAWS re:Inventがもうすぐ開催されます。今年も熱いアップデートがきっと盛り沢山発表されることでしょう。ラスベガスから遠くフィリピンはセブ島でも熱いイベントが開催されていました。その名もDevCon SUMMIT 2018 CEBU

日時は2018年11月24日(土)。セブ島にあるサン・カルロス大学のマイケル・リチャーズホールで開催されました。今回参加する機会がありましたので、本エントリでイベントの様子をレポートしたいと思います。

  • 開催場所となったサン・カルロス大学のキャンパスの場所

キャンパスはとても広く、大学の入り口から会場までシャトルバス(ジプニーっぽい)が出ていました。

  • キャンパスの様子

DevConってどんなイベントなの?

参加者500名以上を誇る大規模なIT系イベントです。今回開催場所となったセブ島が位置するフィリピン中部、ビザヤ諸島を中心に活動されています。エンジニアにとどまらず、デザイナ、ビジネスサイド、そしてスタートアップなどITに関わるイベントを定期的に開催されているようです。

  • スポンサーが記載されたDevConのポスター

DevConの目的やその思想についてFacebookページに簡潔に記載されているため、以下引用します。

Developers Connect Philippines (DevCon) is a non-profit organization which aims to promote the "IT Pinoy Talent" mainly by providing a unique venue for IT students, educators, professionals and enthusiasts to Sync, Support and Succeed. Being a fast growing community, DevCon already has local chapters in Cebu, Davao, Cagayan de Oro (CDO), Iloilo, and Bacolod. Each chapter has its own set of events and a steering committee.

以下訳です。

Developers Connect Philippines (DevCon)は非営利の組織です。ITの学生、教育者、専門家そして支持者を集い、サポートし、成功に導くため、主にユニークな場を提供することでITにおけるフィリピンの才能の促進を目的としています。 急速に成長するコミュニティであるため、DevConはすでにセブ、ダバオ、カガヤン・デ・オロ(CDO)、イロイロ、そしてバコロドにローカルな支部を持っています。各支部は自身のイベントと運営委員会を持っています。

タイムテーブル

朝から夕方にかけて丸一日さまざまなセッションが行われていました。その範囲は幅広く、BlockchainやIoT、DevOpsからはじまりUI/UXのセッションなどなど内容盛りだくさんでした!

時間 会場 アジェンダ スピーカー
7:00 - 8:00     Hall Entrance    Registration and Breakfast -
8:00 - 8:15     Main Hall     Opening Remarks Engr. Christian Maderazo
8:30 - 9:15     Main Hall     Keynote 1: Business Development for Startup Thinkers: Dev Edition Alistair Israel
9:15 - 9:30     Main Hall    Open Panel 1: Starting up in the Philippines, Entrepreneur Mentality Essentials AJLIE BULAKLAK, ALISTAIR ISRAEL, NANETTE ARBON
9:30 - 10:15     Main Hall     Keynote 2: The Future of Blockchain Jerry Rapes
10:15 - 10:30     Main Hall     Open Panel 2: Security, IoT, BlockChain, DevOps NISI MARIE JO TADENA, JERRY RAPES, CLINT CHRISTOPHER CANADA
10:30 - 11:00     Main Hall    Co-Presenter Talk: Home Credit Consumer Finance Philippines Inc. Petr Sebesta
11:00 - 11:45     Main Hall     Keynote 3: Developer + Designer Collaboration Francis Alturas
11:45 - 12:00     Main Hall     Open Panel 3: Modern Design: UI/UX JOSE ILDEFONSO LABAYEN, FRANCIS ALTURAS
12:00 - 13:00     Hall Entrance     Lunch -
01:00 - 03:00     Main Hall    Breakout Sessions: Artificial Intelligence Joseph Rivera、その他(他のセッション参加のため分からず)
01:00 - 03:00     Room 1     Breakout Sessions: Blockchain and Security Dexter Genterone, Michael Yu
01:00 - 03:00     Room 2     Breakout Sessions: UI & UX Mark Win Panerio, Patrick Pacaña, Jose Ildefonso Labayen
01:00 - 03:00     Room 3     Breakout Sessions: Startup Talks Clint Hennesy Cagang, Ruffy Heredia, Zenia Enriquez-Go, Mikee Morado
01:00 - 03:00     Room 4     Breakout Sessions: Internet of Things Renee Louise Campanill
03:00 - 03:15     Hall Entrance   Snacks -
03:15 - 03:35     Main Hall     Microsoft Keynote: DevOps Andrey Korenkov
03:35 - 04:30     Main Hall     Tech Community Open Panel All Tech Group Leads
04:30 - 04:45     Main Hall     Awarding & Raffle -
04:45 - 05:00     Main Hall     Closing Remarks and Group Photo -

開始時間は朝8:00だったため遅刻しそうになりましたが、30分遅れのフィリピン時間(日本と比べて「ゆったりとした」フィリピンの時間間隔を指す俗語)で始まりました!ギリギリセーフ!

私にはフィリピン時間が合っているのかも…

ブースの様子

会場周辺では企業/コミュニティ用ブースが設けられていました。多くの人達がブースの前に立ち、来場者と会話していました。

  • ブースの様子

私が専門としているAWSのユーザグループ(ビザヤ諸島を中心とするコミュニティ)もブース出展していました。フィリピンにおけるAWSの利用状況などをお聞きできたのは良い機会でした。

会場の様子

メインの発表場所となったマイケル・リチャーズホールはとてもきれいな会場でした。中央に壇上があり、観客席は前方から段差が設けられ後ろの席からでも見やすくする工夫がされていました。フィリピンあるあるですが、施設の冷房が効きまくっていたので寒かったです><!

セッションの様子

発表はすべて英語で行われていました。肝心の発表内容もご紹介したかったのですが、私の英語力が低杉内なので内容が7〜8割ぐらいしか理解できず…ごめんなさい><。英語力磨いて出直します!ただ、私でもある程度理解できるぐらいフィリピンの方々の英語は聞き取りやすく(訛りが少なく)、英語力の高さを改めて感じました。

以下画像を中心にご紹介します。

  • スタートアップ/企業文化の話では何度もアジャイルの思想が言及されていました

  • トーク形式でのセッション(このタイプのセッションが多いのは日本のイベントと異なる特色だなと感じました)

午後行われたIoTのセッションです。発表は大学の一室で行われました。IoTの基礎から始まり、ラズパイを利用した侵入者検知の仕組みを作ったお話をされていました。

食事

イベントのスケジュールが朝から夕方まで一日がかりということもあり、朝食、昼食、そしておやつが提供されていました。遅刻しそうだったので朝食はGetできなかったのですが、昼食とおやつはしっかりと平らげました。肝心の食事の写真を取り忘れてしまったのですが、ご飯がパサパサしまくっていたので水分が必須でした!しかし、おかずと一緒に食べるとうまいんだな、それが。

  • 昼食の会場となった学食っぽいところ

まとめ

いかがだったでしょうか。

セブ島で開催されたIT系イベントの様子をご紹介しました。日本では何度も勉強会に参加したことがあるのですが、フィリピンでこの規模のイベントは今回がはじめての体験です。以前利用していたフィリピンのコワーキングスペースで開催された小規模イベントに参加したときにも感じたのですが、日本のイベントではあまり経験することのないやり取りがあり、文化の違いを感じました。

それは、 スピーカーと観客間でのコミュニケーションの多さ です。全セッションを通してスピーカーからの問いかけとそれに大勢の人が一人ひとり大声で反応するというやり取りがありました。例えば、発表中にスピーカーから観客に対して質問や「煽り」が行われ、それに対して大声で反応する(また、他の人の反応にも声援を送る)といった様子です。日本のイベントでは、スピーカーが淡々と発表、最後に質疑応答といった具合でセッションが進んでいきがちですが、この点は日本とフィリピンでだいぶ違うなと感じました。

良し悪しはあると思いますし、日本のイベントでも観客とのやり取りが多く発生するものはあると思います。決してどちらがよいと断定するつもりはありません。ただ、何度か発表者としてイベントに登壇した経験がある立場から言うと、観客からの反応が少ないと、自分の発表で楽しんでもらっているのかどうしても不安になってしまいます。

最後のセッションではスピーカー/観客が一緒に盛り上がっていました。

最後にみんなで壇上に上がり、集合写真を取りました。

とても貴重な体験をすることができました。楽しかったです!ありがとうDevCon!

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